新築の注文住宅で、お風呂に窓をつけるか迷ってるんだよね。
たしかに「お風呂に窓をつけるかどうか」迷います。
夢のマイホームは一生に一度の大きな買い物なので、少しでも失敗はしたくないものです。
というわけで今回は、「お風呂の窓の必要性」がテーマです。
本記事の内容
- お風呂に窓をつけた場合のメリット・デメリット
- お風呂のカビ対策で私がやってる習慣
- お風呂の正しい換気方法
注文住宅で家を建てるとき「浴室に窓をつけるかどうか」って非常に迷いますよね。
私は「窓ありの浴室」の新築戸建てに住んで3年になります。
窓が「あってよかった点」もあれば、「なくてもよかった点」というのもあります。
結論、私は「浴室に窓はあって良かった」と思っています。
ではなぜよかったのか、メリットデメリットを解説していきます。
お風呂ってリラックスする場所ですよね。
お風呂が水アカやカビだらけで汚れていたらリラックスできないですよね。
私は普段、カビ・水垢予防のために毎日続けているある習慣があります。
その習慣も合わせてご紹介します。
ぜひ最後まで読んでいただいて、参考にしてもらえたらうれしいです。
お風呂の窓の【メリット】
お風呂の窓の【メリット】
- 採光
- 開放感
- 掃除がしやすい
採光
仕事から帰ってきてひと息ついてたら、寝落ちしちゃって、翌朝お風呂に入る場合があると思います。
そんなとき、お風呂に窓がないと電気をつけないといけません。
お風呂に窓があると、気持ちが良い自然の光が入り、朝のバスタイムがとても贅沢な時間になります。
かなりリラックスできますよね。
開放感
お風呂は疲れを癒やす場所なので、外の景色や庭が見えると非常に開放感がありリラックスできます。
お風呂に入ってる最中に窓をあけることができる家っていうのはなかなかありません。
周辺に隣家がない場所や、家の真ん中に庭があり、それに面した場所に窓がある家など特殊なケースですけどね。
早く熱を逃すことができる
お風呂から上がった直後は窓を開けて、熱気を外に逃がすことにより、早くお風呂の中の温度を下げることができます。
結露による余計な湿気の発生を防ぐことができるので、カビが出来にくくなります。
とはいえ、ドアをあけることでも十分熱気を逃すことはできます。
窓をあけることで、より早く熱気を逃すことができるかと思います。
掃除がしやすい
日中お風呂の掃除をする時、電気の光より自然の光の方が汚れが見やすく掃除がしやすいですね。
お風呂の窓の【デメリット】
お風呂の窓の【デメリット】
- 防犯性が下がる
- 窓枠の下の部分に物があふれる
- 断熱性が下がる
防犯性が下がる
のぞきや空き巣の被害リスクが高まります。
空き巣の手口として、お風呂の窓からの侵入が多くを占めるようです。
理由はこのような感じです。
- 人目につきにくい
- カギがかかってないことが多い
浴室は人通りが少ない面に作られることが多いため、屋外で人の目につきにくいという特徴があります。
人目が少なく、目立ちにくい場所は空き巣にねらわれやすいため注意が必要です。
コストがかかる
当然ですが、窓をつけることにより工事費などの余計なコストがかかってしまいます。
このコストを他の設備にまわす方が良いかもしれませんね。
窓枠の下の部分に物があふれる
上の写真のように窓枠の下の部分に、ついつい物を置いちゃいますよね。
小さいお子さんがいる家庭だとおもちゃを置きがちです。
物を放置したままだと汚れてしまいます。
掃除する場所がふえる
先ほど同様に、窓枠の下の部分は湿気がたまりやすく汚れやすいです。
窓がなければここを掃除する手間がなくなります。
断熱性が下がる
浴室に窓をつけるということは、システムバスの保温機能と外壁の断熱材にわざわざ穴を開け、そこをガラスにするということになります。
断熱性の高いガラス窓もありますが、外壁の断熱性の方が、比べものにならないくらい高いです。
お風呂は基本、ハダカで過ごす場所です。
最大限温かく過ごせる設計にすることが大事ですよね。
お風呂の窓は必要?【換気について】
お風呂の換気に窓は必要ない
窓がある方が「お風呂がカビにくい」「湿気がこもりにくい」というのはちょっと誤解のようです。
お風呂に窓をつけても、換気にはなんの影響もないんです。
我が家のバスルームのメーカーであるパナソニックに「お風呂の正しい換気方法」を確認しました。
回答は「換気扇をまわすときは窓もドアも閉めてください」ということでした。
ということは「換気のため」という観点では、「お風呂に窓は必要ない」という結論になります。
詳しい換気の方法は次に解決します。
お風呂の正しい換気の方法
お風呂の正しい換気の方法
- お風呂上がりはドアや窓をあける
- 窓やドアをしっかり閉めて密閉する
- 換気扇を回す
お風呂から上がった直後はお風呂のドアを開けて、熱気を逃します。
熱気を逃がし風呂内の温度を下げることにより、余計な湿気の発生を防ぎます。
お風呂内の温度が下がったら、ドアをしっかり閉めて密閉させた上で、換気扇を回します。
こうすることで、空気は一定方向流れカラッとした空気が入りカビの原因となる湿気がぬけていきます。
お風呂の換気のしくみ
ドアの換気口から空気を取り込み、その空気はお風呂の床を通って換気扇から外へ押し出されます。
ドアや窓をあけると、本来確保していた換気に必要な気流の経路を乱しながら、外からの空気が入ってきます。
この状態で換気扇を回しても効率が非常に悪いです。
お風呂のお手入れ習慣でカビ対策
お風呂掃除の手間を減らすには、そもそもカビや水あかの発生をおさえる環境にすればよいのです。
というわけで、お風呂から上がる前に、私が行っている習慣をご紹介します。
毎日行うお手入れ
- 鏡の水気をとる
- シャワー混合栓を拭く
- ゴムパッキンを拭く
鏡の水気をとる
鏡は水切りワイパーでキレイに水気をとります。
シャワーヘッドを拭く
次に、シャワー混合水栓を全て拭きます。
シャワーヘッドからシャワーホース、水栓部分の水分を取るように拭きます。
ゴムパッキンを拭く
最後にゴムパッキンを拭きます。
よく濡れる部分を重点的に拭きます。
床の境目
浴槽の境目
カウンター部分
特にすみの部分はしっかり拭きましょう。
「これを毎日やるってめんどくさくね!」って思いますよね。
毎日続けることができるコツをお伝えしますね。
毎日お手入れをするコツ
- お風呂の中で体を拭きます。
- 体を拭いたタオルで、お風呂の中を拭きます。
体を拭いた勢いのまま、使ったタオルで拭くとそこまで面倒くさくないです。
洗濯物もふえません。
マスキングテープを貼る
ゴムパッキン部分にマスキングテープを貼るっていうの良いかと思います。
カビや水アカの予防にもなりますし、汚れたらテープを貼りかえるだけでいいでので楽チンです。
長い間貼りっぱなしだと、ノリが残ってはがしづらくなる場合がありますので、汚れてきたら定期的に交換しましょう。
換気扇と換気口のお掃除【重要】
換気扇のフィルターとドアの換気口のお掃除は定期的にしっかりやりましょう。
くり返しになりますが、換気のしくみをもう一度説明します。
換気のしくみ
ドアの換気口から空気を取り込み、その空気はお風呂の床を通って換気扇から外へ押し出されます。
たくさん空気を取り込み場所なので、ドアの換気口や換気扇のフィルターは非常にホコリがたまります。
ここを掃除をしないと、しっかり換気ができず湿気がたまってカビだらけになってしまいます。
換気扇のフィルターとドアの換気口のお掃除は定期的にしっかりやりましょう。
注文住宅でお風呂に窓は必要【まとめ】
「お風呂の換気のため」に窓は必要ありません。
どうしても「開放感や、光を取り入れたい」という方は、取り付けてもいいと思います。
とはいえ、防犯性や断熱性が下がること、お掃除する手間やコスト面を考えると、コスパが低いので、他の設備に費用を回した方がよいかなと思います。
正しい換気のしかたを理解して、お風呂のカビの予防に努めましょう。
換気扇とドアの換気口のお掃除はお忘れなく。
そもそも、ほとんどのアパート・マンションのお風呂に窓は付いてないです。
それで不都合感じないですよね。
今回は以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。