うちは転勤族だから、家の購入に迷ってるんだよね…。
転勤族って生活拠点が定まらないから、マイホームを買うか、ずっと賃貸でいくか迷っちゃいますよね。
というわけで今回は、「転勤族の住宅購入」がテーマです。
転勤族って数年おきに、見知らぬ土地にとばされ、その度に新しい環境で生活しなければならないというデメリットがありますよね。
転勤族が家を買うときに、移住支援制度を使えば、デメリットがメリットに大きく変わります。
あなたが転勤族であれば、転勤先で絶対に利用してほしい制度です。
この制度の内容を知っていれば、「すまいの給付金」などの補助金や、「住宅ローン控除」などの減税措置に加えて、最大で200万円もの割引ができますよ。
ういた200万円があれば、家の購入資金以外にお金が使えます。
- 新車の購入
- 新しい家電の購入
- 将来の子供の教育資金
などなど、何よりも心の余裕が生まれます。
自治体により制度の内容や有無はいろいろですが、移住支援制度を利用して夢のマイホームを手に入れて快適で楽しい生活を送りましょう。
本記事の内容
- 【移住支援金100万円】を取りこぼした失敗談
- 【転勤族が住宅を購入】するタイミング
- 【転勤族が住宅購入】で考えるべきポイント
ケニーも転勤族ですが、マイホームを購入しました。
マイホームを購入したのは、子供が小学3年生になったタイミングです。
2020年現在で3年目になります。
私と同じ悔しい思いをしないように、【私の失敗談】を後ほどご紹介したいと思います。
移住支援制度とは
移住支援制度の概要
移住支援制度とは、各自治体が若者の移住、定住の促進のために、住宅に関して補助金を交付する制度です。
補助対象となる経費は、住宅購入やマンション購入費用・増改築にかかる費用などです。
各自治体によって異なりますので、調べてみてください。
条件と補助額の一例
東京都奥多摩町の例
- 住宅購入、リフォームをされた方。
- 事業費が10万円以上。
- 事業費の2分の1以内の補助
- 現金最大200万円の補助
- 町内業者の利用で10万円の奥多摩町商業協同組合商品券を上乗せ
- 地場木材の活用で10万円の奥多摩町商業協同組合商品券を上乗せ
- 事業を実施後、1年以内のもの
- 補助金の限度額に達しない場合は、再度補助金等を申請することができます。
さらに
引用元:奥多摩町/定住支援
必要書類の一例
青森県平内町の例
- 平内町移住・定住促進新築住宅建設補助金交付申請書
- 申請者及び同居者全員の住民票(移住者の場合は戸籍の附票)
- 確認済証の写し又は建築届の写し
- 住宅の建設を証する書類の写し(工事請負契約書、工事完了引渡証明書、売買契約書、内訳書)
- 工事概要が分かる図面(位置図、案内図、平面図等)
- 納税義務のある申請者及び同居者の過去3年度分の市町村税等の滞納がないことの証明書
- 定住誓約書
- 同意書
- その他町長が必要と認めるもの
「◯◯ 移住支援 家」
「◯◯ 移住支援 家 購入」
◯◯にはお住いの自治体を入れて検索してみてください。
条件や必要書類がいろいろとありますが、細かいことはよくわからなくて問題なしです。
細かいことは、ハウスメーカーや工務店の担当者がたいてい準備してくれるはずです。
引っ越してきてから、何年目かだけ確認しておきましょう。
転勤族の家の購入は移住支援を活用するべし【失敗談】
私の住む自治体の移住支援は、簡単に説明すると「他県から引っ越してきて3年以内であれば1000万以上の家の購入時に、100万円を補助しますよ。」
という内容です。
他県から異動してきた方はもちろん、同一県内の隣接する市町村の異動でも条件を満たせば適用になったりもします。
これを残念なことに私は、ほんの数日の差で、移住支援の条件から外れていたため100万円の補助を受けられなかったんです。
これ、めっちゃデカイですよね…。
まじで、くやしいです…。
しかし、この失敗談があなたの役に立てば非常にうれしいです。
転勤族の家の購入のタイミング
家賃補助がなくなるとき
- 子供が18歳になったとき
- 会社の人事制度が変わったとき
- 業績悪化で廃止になったとき
会社によって家賃補助が出なくなるタイミングは様々ですが、転勤族が家の購入を検討するきっかけはこのタイミングが多いのではないでしょうか。
住宅ローンの返済年数
住宅ローンの種類によって、「完済時の年齢が80歳を越えないこと」という条件があります。
例えば、35年の住宅ローンを組むためには、申し込み時の年齢が44歳以下であることが条件ということです。
ということは、44歳を越えると35年ローンは組めないということになり、より短い期間で住宅ローンへ返済しなければならないのです。
借入年数が短くなり月々の負担が増えないようにするため、早めの住宅購入がよいでしょう。
子供の進学
保育園や幼稚園のときは、家族みんなで転勤してもそれほど子供には負担をかけないと思います。
しかし、小学校高学年に近づくにつれて、友人関係は精神的に濃いつながりを持ちはじめるので、転校は子供にとって大きなストレスになると思います。
なるべく子供に精神的負担をかけないように、配慮することが重要ですね。
地元へ転勤
このタイミングは1番おすすめです。
絶好のチャンスです。
私も地元に転勤した経験があるのですが、このタイミングで家を購入すればよかったと後悔しています。
家の購入は1〜2年経ってから考えようかなと思ってたら、地元に異動してきて1年足らずで、また見知らぬ土地に転勤になってしまったんです。
残念…。
転勤族のあなたは、地元へ転勤したら、すぐ家の購入を検討しましょう。
また、給料が少なくなるかもですが、一時的に地域限定社員になるなどして数年間は家族で地元にいられるようにしておきましょう。
なぜなら、将来お父さんが単身赴任になった場合、奥さんと子供たちだけの生活になるため、祖父母がいる実家の近くにいた方がなにかと安心ですよね。
いつ辞令がでるか分かりませんので、日頃から家の購入に関して話し合ったりリサーチしておくことが重要です。
購入後に転勤辞令が出たらどうする
家を売却し家族で引っ越す
長年住みなれたマイホームの売却は、考えたくありませんが、様々な選択肢を想定しておいて損はないと思います。
マイホームを売却するには、仲介手数料や税金などの費用がかかります。
いろいろな手続きが必要になりますよね。
一般的に不動産売却にかかる費用は売却価格の4〜6%くらいと言われてます。
例えば2800万円の場合、合計費用は105万円程度かかるようです。
そもそも買い手がつくかどうかも分かりません。
リセールバリューの考え方を持ち、資産価値が落ちない立地を選ぶことが重要になります。
リセールバリューとは、モノを購入する時に売るときの価値も考えることです。
家を賃貸に出し家族で引っ越す
持ち家を賃貸に出す場合も、いろいろな手続きが必要になります。
またローンの条件も変わってきます。
住宅ローンは自らが居住することで低金利の融資が得られています。
金融機関への相談が必要です。
そもそも賃貸に出してお客さんがつくかどうかも分かりません。
売却の時と同じように、リセールバリューの考え方を持ち、資産価値が落ちない立地を選ぶことが重要になります。
リセールバリューとは、モノを購入する時に売るときの価値も考えることです。
将来的な売却・賃貸と前提とした選択が重要ですね。
単身赴任
子供の年齢や進学のタイミングにより、「単身赴任」という選択が多いかと思います。
とはいえ、二重生活によりお父さんの異動先での家賃や生活費の負担がふえますので、家計を圧迫させます。
「単身赴任」を選択する場合は、資金計画や生活設計をしっかり考え、整理してみないといけないですね。
【本当に必要か?】家の購入を悩むポイント
固定費がふえる
賃貸に比べると、持ち家はどうしても固定費が増えてきます。
転勤族はたいてい賃貸に住むの場合は、会社から家賃補助がありますが、持ち家の場合は家賃補助が出ません。
さらに持ち家には固定資産税もかかりますので、住居に関わる年間の支出が多くなります。
この差はかなり大きいですよね。
修繕費がかかる
賃貸の場合は、あらゆる住居設備が壊れてもそれらの修理に関わる費用は、自身で負担する必要はありません。
持ち家だと、当然これらの修繕費用を考えなくてはなりませんね。
ちなみに新築時から現在までに自宅修繕にかけた費用の総額は、全体平均は556万円ほどのようです。
これは数年前のアンケート結果ですので、物価上昇や消費増税を考慮すると、もう少し上がってると思います。
子供と一緒に住む期間は短い
家を購入して、30年から50年くらいすみ続けるでしょう。
そのうち何年間子供たちと、その家で共に過ごせるでしょうか。
例えば、小学校の入学のタイミングで家を購入した場合であれば子供と同じ屋根の下で過ごすのは10数年くらいでしょう。
子供たちが巣立ったあと、部屋が余ってしまいます。
家に住み続ける期間の中で、子供と過ごす時間てほんのわずかなんですよね。
1つの選択肢として、賃貸に住み続け子供が巣立ってから、夫婦で生活できるだけの広さのマンションや、戸建ての購入でもありかなと思います。
いくらきれいな家でも慣れてしまう
誰もが広くて、キレイなマイホームを買って、快適な暮らしをしたい思うのは当然です。
家を購入するときは、素敵な暮らしを夢みて家の大きさや間取りをグレードアップしたり、設備をグレードアップしたりします。
しかしどんなにいい家に住み、いい暮らしをしても、初めは心踊り、幸せを感じますがいづれ慣れます。
これは心理学でいうところの「快楽順応」です。
これは人生の変化に慣れたり適応する素晴らしい能力です。
このおかげで苦しい毎日にも耐えることができます。
人間は近くの変化や生理学的な変化に、驚くほどすばやく慣れてしまいます。
ちょっと話が脱線してしまいました。
いづれ理想だった家に物足りなさを感じてしまうのであれば、多少生活しづらくても賃貸で我慢して、その分旅行や趣味にお金を使うのも選択肢の1つですね。
転勤族の家の購入は移住支援を活用するべし【まとめ】
なんだかんだ言っても、やっぱり一戸建てに住むのはめっちゃ楽しいですよ。
家族も楽しそうにしていて何よりです。
私も転勤族ですが、一戸建てを購入して良かったと感じてます。
一戸建てを購入して良かった理由
- キッチンが広くなり、奥さんが快適に料理が作れるため美味しい料理がふえる。
- ステイホームの時間が多いが、家が快適なので楽しい。
- 家の中で走っても苦情がこない。
- 家で家庭菜園や、BBQができる。
- 奥さんのストレスが減る。
- 家でプールができる。
一戸建てを買って良かった理由をほんの少しだけご紹介しました。
この先、転勤辞令が出た場合私は、単身赴任をするつもりです。
単身赴任は二重生活のため、転勤先の家賃や生活費がかかり、家計の負担が上がります。
単身赴任をすることを前提した、無理のない資金計画を立てることが重要ですね。
転勤族であれば、「居住地を転々としなければならないという最大のデメリット」を生かして、移住支援制度を利用しましょう。
移住支援制度とは
他県から引っ越してきた場合や、同一県内の距離のある市町村から異動してきた場合に適用になる制度です。
引っ越してきてから2〜3年以内に家を購入すれば、最大で200万円もの補助が受けられる可能性がありますよ。
またあなたがこの地に家を立てると決心したならば、一時的に異動辞令を停止する手続きを会社に申請することをオススメします。
そのことにより、多少給料が減るかもしれません。
家の購入を決めたあと、子供がある程度の年齢になり生活が落ち着いたら、異動辞令停止を解除して単身赴任するというプランはどうでしょうか。
今回は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございます。