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ファンヒーターの灯油の抜き方【来年まで入れっぱなしは絶対ダメ】

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悩む家族
悩む家族

ファンヒーターをしまう時に、灯油って抜かなきゃダメってホント?

ケニー
ケニー

ファンヒーターをオフシーズンに保管するときは必ず灯油を抜かないとダメですよ。

悩む家族
悩む家族

来年もまた使うし、面倒なんだよね・・・。

ケニー
ケニー

灯油の保存期間はワンシーズンです。

持ち越して劣化した不良灯油を使用すると、故障の原因になりますよ。

本記事の内容

  • ファンヒーターの灯油を抜く理由
  • ファンヒーターの灯油を抜く時に準備するもの
  • ファンヒーターの灯油の抜き方
 

本記事の信頼性

  • 2003年製のファンヒーターを2020年現在も使用中
  • 本業でストーブの修理受付業務の経験あり
  • ストーブの故障原因の多くが不良灯油(またはシリコン)

私自身、毎年オフシーズンにはファンヒーターの灯油を抜いて保管してます。

これにより、20年近く同じファンヒーターを使用してます。

それではまず、「なぜファンヒーターの灯油を抜いた方がいいのか?」

このへんから解説して行きます。

ファンヒーターの灯油はなんで抜かないとダメなの?

ファンヒーター

灯油の保存期間はワンシーズン

灯油の保存期間はワンシーズンです。来年に持ち越して使用しないで下さい。

シーズン中でも新しい灯油を使用し、保管の際は紫外線と通しにくい色付きの灯油用ポリタンクで、火気・雨水・ゴミ・高温・日光を避けた場所に置きましょう。

引用元:新しい灯油を使用し、正しく保管|ダイニチお客様サポート

不良灯油の見分け方

不良灯油の見分け方

引用元:安全上のご注意|ダイニチ

灯油は温度や紫外線・水分などが原因で変質してしまいます。

不良灯油になる原因

  • 昨シーズンより持ち越した灯油
  • 温度が高い場所で保管した灯油
  • 日光の当たる場所で保管した灯油
  • 乳白色のポリタンク(水用)で保管していた灯油
  • 容器のフタが開けてあった灯油

変質してしまった灯油、水やゴミなどが混入してしまった不純灯油は色や匂いが変化します。

灯油は本来、無色透明です。

しかし、不良灯油は色が薄い黄色味がかってしまいます。

匂いはすっぱい臭いがしてきます。

不良灯油を使うと故障する

不良灯油を使うと、ファンヒーターは燃焼不良をおこします。

灯油は劣化すると「タール」が発生します。

「タール」は燃えにくい成分です。

これがファンヒーターの燃焼部分に付着して燃焼不良につながります。

異臭の原因や、点火しない、点火してもすぐ消えてしまいます。

保証対象外

不良灯油(変質灯油・不純灯油)が原因で修理を依頼した場合は、保証期間中でも保証対象外になるんですよ。

引用元:新しい灯油を使用し、正しく保管|ダイニチお客様サポート

ファンヒーターの灯油の抜き方【準備】

簡易手袋とスポイトその他準備用品

給油ランプがつくまで燃焼させる

カートリッジの中の灯油がなくなるまで、ファンヒーターを燃焼させましょう。

カートリッジとは、灯油を入れるタンクみたいなやつです。

灯油は次のシーズンまで持ち越せないので、余った灯油はすてるしかありません。

少しでもすてる灯油の量を減らすためにも、ファンヒーターを燃焼させて使い切って下さいね。

用意するもの一覧

  1. スポイト
  2. キッチンタオル
  3. 使い捨て手袋
  4. 容器
  5. 新聞紙
簡易手袋とスポイトその他準備用品

スポイト

油受け皿の中に残った灯油を、抜きとる時に使います。

灯油抜きとり専用の適度な大きさがいいです。


キッチンタオル

灯油を抜いたあと、灯油受け皿を拭き上げるの時に使います。

ティッシュだと毛羽立つので、キッチンタオルがおすすめですね。

「キッチンタオルで拭きあげ」は、ファンヒーターメーカーに確認済みなので安心して下さい。


使い捨て手袋

灯油が手につくのを防ぐのに使います。

灯油が手につくと臭いし、ぬるぬるしてイヤですよね。

しっかり対策しましょう。


容器

抜いた灯油を入れる時や油フィルターを洗う時に使います。

代用できるものがあればいいですが、私は使わなくなったアルミ鍋を代用してます。


ファンヒーターの灯油の抜き方【実践】

ファンヒーター

ファンヒーター の灯油の抜き方【手順】

  1. カートリッジタンクを外す
  2. 油フィルターを抜く
  3. 油フィルターを洗う
  4. 灯油をスポイトで抜く
  5. 油受け皿内を拭く
  6. 灯油を処分する
3台のストーブ

我が家にはファンヒーターが3台あります。

「よっしゃ」

では気合いを入れて作業していきます。

 

カートリッジタンクを外す

カートリッジを抜いたファンヒーター

まずは、灯油を入れるカートリッジタンクは外します。

カートリッジタンクの中の灯油は燃焼して、全て使い切ってしまいましょう。

 
カートリッジを抜いたファンヒーター

底の方に油フィルターが見えてきましたね。

 

油フィルターを外す

油フィルター拡大

底に見えてきたこの油フィルターを外しちゃいましょう。

手袋をして作業して下さいね。

 

灯油をスポイトで抜く

灯油をスポイトで抜く

いよいよ灯油を抜く時間ですよ。

スポイトでしっかり灯油を抜いていきます。

 
灯油を容器に入れる

受け皿に入れていきます。

私は使わなくなった鍋を使ってます。

 
ファンヒーターをかたむける

ファンヒーターを傾けることで、油受け皿にたまった灯油が一方に集まります。

これにより、しっかり灯油を抜くことができます。

ファンヒーターをかたむける様子(拡大)

画像ではわかりづらいですが、

「よし!灯油をすべてぬいた」

と思ってもファンヒーターを傾けると灯油がまだ残ってるんですよね。

油フィルターを洗う

油フィルターを洗う

油フィルターは油受け皿内(ヒーター内部)へ、ゴミの侵入を防ぐ役割があります。

これにより、油フィルターにはホコリやゴミがついてます。

これを新しい灯油でしっかり洗ってあげましょう。

この時使う灯油は、油受け皿から抜いたものを使用してます。

油フィルターを洗うときは、数回ゆすいだ後さかさにして灯油をおとすイメージでやってみて下さい。

 

画像だと分かりづらいかと思います。

映像で確認したい方はこちらをどうぞ。

油受け皿内を拭く

油受け皿内をふく

ファンヒーターを傾けて灯油をすべてスポイトで抜いたら、しっかり拭きあげましょう。

ここで拭きあげに使うのが、ティッシュではなく、キッチンタオルを使って下さい。

なぜなら、ティッシュだと毛羽立ってしまい油受け皿にティッシュの繊維が残ってしまう恐れがあるからです。

キッチンタオルだと毛羽立たないので、非常にきれいに拭き上げることができますよ。

この方法はファンヒーターメーカーに確認済みなので安心して下さい。

油受け皿内をふく

ここでも、少しファンヒーターを傾けつつ、拭き上げて下さい。

 
カートリッジ受けをふく

油受け皿の上の部分も拭き上げます。

 
油フィルターをもどす

油フィルターを戻しましょう。

 
カートリッジをもどす

カートリッジタンクを戻しましょう。

 

灯油を処分する

残った廃棄灯油

この画像は、3台分のファンヒーターに残っていた灯油です。

なかなかの量ですね。

残った灯油はガソリンスタンドで捨ててもらえますよ。

ガソリンスタンドによっては、有料になったり、引き取りをしてない場合がありますので事前に確認しましょう。

ファンヒーターの灯油はしっかり抜いて保管しましょう。

ファンヒーターの灯油を抜くのって面倒ですよね。

気持ちは非常に分かります。

私も毎年やってますが面倒です。

しかし、いざ寒くなってファンヒーターを使おうとした時に、点火しなかったりしたらめっちゃ悲しいですよね。

修理代がかかったり、新しいストーブを買ったり余計な出費がふえちゃいます。

そうなるともっと面倒なことになります。

そうならないためにも、ファンヒーターの灯油は頑張ってしっかり抜いて保管しましょう。

今回は以上です。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。