雑草が伸びてきて、手で抜くのが大変なんだよね・・・
除草剤を使おうと思うんだけど、種類がいろいろあって分からないんだよね・・・
たしかに、種類がたくさんあってよく分からないですよね。
けど大丈夫です。
ポイントを理解すれば全然問題ないですよ。
本記事の内容
- 除草剤の種類別のベストな使い方
- 除草剤の種類別のおすすめ商品
- 安全に作業するための商品
本記事の信頼性
- 私自身、自宅の庭や会社の駐車場で使用してます。
- 除草剤の販売業務の経験があります。
毎年春になると、徐々に雑草が生えてきますよね。
雑草が生え始めて最初のうちは手でとれるくらいの量ですが、5月後半から急に伸びてきて手で取るのが大変になってきますよね。
そして炎天下の中の作業は非常にシンドイです。
そんな時は除草剤が便利ですね。
除草剤は種類によって使用する時期や使い方が変わってきます。
除草剤はザックリ大きく分けて
- 農地に使えるものと使えないもの。
- 粒剤タイプと液体タイプ。
になります。
これらの基本的な特徴が分かれば、心配なく使えると思います。
では、早速解説していきます。
除草剤の種類【農耕地用と非農耕地用】
農耕地用除草剤とは
農作物などの栽培・管理に使用できる除草剤のことです。
ラベルに農薬登録番号の他、適用作物などが掲載されています。
非農耕地でも使用できますよ。
↑こんな感じに表示されてます。
非農耕地用除草剤とは
非農耕地用とは駐車場や運動場などに使用するための除草剤のことです。
適用場所に「植栽地を除く」と書いてます。
つまり、「植物を植えてる所はダメよ。」
ということです。
非農耕地用除草剤は農耕地では使用できません。
田んぼや畑は人間が食べる作物を作っていますので、農地用以外の除草剤は使用することができません。
ご注意下さい!
↑こんな感じに表示されてます。
除草剤の種類別の特徴
除草剤の主な種類
- 粒剤タイプ(効果が長く持続)
- 液体タイプ(早く枯らしたい)
- スプレータイプ(手軽に除草)
- 希釈タイプ(コストを抑えて除草)
粒剤タイプとは
粒剤タイプの除草剤は雑草が生える土壌に直接まきます。
雑草の根から吸収するので、再生を抑えて除草効果が長く続くのが特徴です。
粒剤タイプはこんなときにオススメ
- 長く除草効果を持続させたい。
- ササやススキなどの雑草も枯らす。
- 雑草が生える前の予防に使いたい。
- 空き地や駐車場などの広い場所を除草したい。
粒剤タイプの除草効果はどのくらい続くの
天候や土壌の条件、雑草の種類によって違いますが、粒剤タイプは基本的に1〜2週間で枯れはじめ、30日前後でほとんど枯らします。
成分が土壌に一定期間とどまりますので、新しい雑草の発生を予防できます。
この効果は約5〜9ヵ月間持続します。
(散布した時期や散布量・商品によって差が生じます。)
粒剤タイプのオススメの使用時期
粒剤タイプは雑草が生える前の土壌に散布するのが最も効果的です。
草丈が20cm以上になってしまったら短く刈ったあとに散布しましょう。
5月〜8月にかけて雑草の最盛期ですので、春先の雑草退治と夏草の予防のため、2月〜3月くらいに散布するのベストですね。
また秋の雑草退治のため、8月〜10月に散布すると効果的です。
翌春の雑草発生も少なくなります。
液体タイプとは
液体タイプの除草剤は、即効性があります。
散布から2〜3日で効果が表れます。
枯らしたい植物の茎・葉っぱに散布しましょう。
液体タイプはこんなときにオススメ
- 早く雑草を枯らしたい。
- 散布直後に植物を植えたい。
- 子供やペットが遊ぶ場所を除草したい。
- 家のまわりや庭木の根元に使いたい。
液体タイプの除草効果はどのくらい続くの
液体タイプは今生えてる雑草を枯らすので、雑草の発生を抑える効果はありません。
ラウンドアップマックスロードALⅢのように、生えてる雑草を枯らしたあと、2〜3ヵ月雑草の発生を抑える効果がある商品もあります。
液体タイプのオススメの使用時期
液体タイプは茎や葉っぱから除草効果を発揮します。
根から吸収しないため雑草を枯らしたあと(7〜10日)で植物を植えることが可能ですよ。
液体タイプは雑草の生育期(4月〜10月)にかけて、気になったら随時散布してください。
スプレータイプ
スプレータイプは手軽にワンポイントで散布できるのが特徴です。
中身は液体除草剤ですので、茎や葉っぱから除草効果を発揮します。
スプレータイプはこんなときにオススメ
- サッと手軽に使いたい。
- 少スペースで使いたい。
スプレータイプの効果と使用時期は液体タイプと同じですね。
希釈タイプ
希釈タイプの除草剤は原液をうすめて大量の散布液が作れますので、広い土地にまくことができます。
液体の除草剤ですので、直接茎や葉っぱに散布します。
基本的に噴霧器やジョーロがないと散布できませんので、別途購入が必要です。
希釈タイプはこんなときにオススメ
- コストを抑えたい。
- 広い範囲に散布したい。
- ジョーロや噴霧器がある。
希釈タイプの効果と使用時期は液体タイプと同じですね。
うすめる際は「メーカー推奨の希釈量」をご確認ください。
↑こんな感じに表示されてます。
除草剤はいつ散布するのがイイの?
粒剤タイプの場合
粒剤タイプは、地面が湿っている方が土壌に浸透しやすく、根からの浸透が早いとされています。
雨が上がった後に散布するのがオススメですね。
風が強い日は飛散するのでダメですよ。
前日が雨で、散布する当日と翌日が晴れているときがベストです。
散布当日に雨が降る場合は、除草剤が流出するのでNGです。
液体タイプの場合
液体タイプは、散布してから半日は水に濡れないようにしないと効果が期待できません。
液体タイプは葉や茎から吸収されるので、雨で流されると効果がなくなります。
晴れている日の午前中がベストですね。
効果的に使うのであれば、2日くらい雨が降らない日を選びましょう。
おすすめの除草剤【種類別にご紹介】
粒剤タイプのおすすめ商品
農耕地用
非農耕地用
これもあると便利です
液体タイプのおすすめ商品
農耕地用(希釈タイプ)
非農耕地用
これもあると便利です
スプレータイプのおすすめ商品
お子さんやペットにも安心な商品
除草剤の使い方【安全に作業するには】
安全に作業するために必要な商品
- 帽子・ヘルメット
- 保護メガネ(ゴーグル)
- 園芸用マスク
- 手袋
- タオル
- ヤッケ
- 空調服
- 冷感シャツ
- 長くつ
あると便利な商品
- 電池(噴霧器用)
- 水タンク(希釈用)
- 水分・塩飴
今回は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございます。