今回は、「物置の設置場所」がテーマです。
本記事の内容
- 「物置の設置場所」を決めるときに注意すべきこと
- 「物置を設置できない場所」を解説
- 「物置の設置場所」を失敗したらどうするか
一戸建てを購入したらほとんどの方が必要になってくるのが、「物置」だと思います。
「物置」は家と同様、長〜く使うものです。
一度設置してしまったら簡単に移動できるものではないので、「どこに設置するか」非常に迷ってしまうものです。
私自身、「物置の販売業務」の経験と「自宅の物置の設置場所で悩んだ」経験があります。
そこで、今回はその経験から物置の設置場所を決めるにあたって【失敗しないための】ポイントを解説します。
では、さっそく本題にいきます。
【物置の設置場所に失敗しない】ためのポイント
【物置の設置場所に失敗しない】ポイント
- 開口部分をどこに向けるか確認
- 境界線ブロックを確認できるか
- 設置スペースを確認
- 障害物はないか
- 目隠しにもなる
開口部分をどこに向けるか確認
物置を設置する場所を決めるときはまず、物置に収納するものをイメージしましょう。
「レジャー用品」「防災用品」「ポリタンク」「日曜大工用品」「園芸用品」「自動車のタイヤ」「自転車」など、特に大きいの、日常的に使うものを優先的に考えていきましょう。
例えば「自転車」であれば、帰宅後の動線をイメージして「開口部がどこに向いていると自転車を入れやすいか」考えてみると分かりやすいかもしれません。
また「自動車のタイヤ」であれば、タイヤ交換した後「開口部がどこに向いていると自動車タイヤを収納しやすいか」考えてみましょう。
私の場合は、「自転車」を日常的に使うので、帰宅後ストレスなく物置に収納できるよう、家の前の道路に開口部が向くように設置しました。
境界線ブロックが確認できるか
境界線ブロックを確認して、境界線から50cmくらい離しておいた方が良いでしょう。
なぜなら、自分の物置の屋根からの落雪や雨水が隣地に落ちて、ご近所トラブルになるのを防ぐためです。
境界線から「どのくらい離すか」は、設置業者や販売店によっても考え方は異なりますので、相談してみましょう。
ご近所さんと仲が良くても、数年後にいなくなっている可能性もゼロではないです。
「将来の周辺環境がどう変わるか」なんて誰にも分からないですからね。
スペースを確認
物置の組み立てスペースを確保するため、最低でも壁から10〜20cmは離した方が良いです。
また、「ゴミ掃除」や「雑草」を取ったりするためにも、ある程度スペースを取っておいた方が良いですよ。
障害物はないか
水道の点検口やマンホール、雨水ますや排水ますなどの障害物の上には設置できません。
あらかじめ確認しましょう。
目隠しにもなる
ご近所と家の距離が近い場合などは、物置が目隠し代わりになるので「物置の設置場所」のポイントの1つとして考えてもいいかもしれませんね。
【ここはダメ】物置を設置できない場所
【物置の設置場所に失敗しない】ポイント
- 樹木や家のすぐ近く
- 給湯器や室外機の前
- ベランダ・バルコニー
- やわらかい土地
- 崖のふち
- 屋上
樹木や家のすぐ近く
樹木の近くや家のすぐ近くですと、樹木や屋根などから雪が落ちてくる可能性が高いです。
落雪により、屋根が壊れてしまう危険があります。
給湯器や室外機の前
給湯器や室外機の前は、湿気や熱気を受ける可能性が高いので避けましょう。
ベランダ・バルコニー
ベランダやマンション等の管理組合の取り決めで禁止の場合があります。
また、物置のお届けや搬入が難しいですね。
やわらかい土地
やわらかい地盤は長年の間に必ず沈下して水平が狂います。
これにより扉の開け閉めが大変になったりします。
これを直すには収納物を全部取り出したりかなり大変です
崖のふち
自然のままの土地で境界線がはっきりしないような土地には物置の設置はできません。
また安全が確保できないため設置は避けましょう。
屋上
屋上は強風をもろに受けやすく、それにより物置が転倒したり、落下事故が発生する危険がありますので避けた方が良いです。
ここまで「物置の設置場所」を考える上で失敗しないためのポイントと、「物置を設置できない場所」を解説してきました。
とはいえ、数年後いろんな事情で物置を敷地内の違う場所に移動したい場合があるかと思います。
そんな場合はどうすればよいか、次に解説していきます。
物置の設置場所を移設するには
移設工事はどこに依頼するの
- ホームセンター
- エクステリア施工会社
- ハウスメーカー
ホームセンター
ホームセンターは「物置の販売」から「設置工事」や「移設工事」まで注文できます。
ここでいう「移設工事」は、設置された物置を一旦解体して指定された場所に再度組み立て設置することです。
移設工事に関わる費用は、移設する物置の大きさによってことなりますが、15000円〜50000円くらいかと思います。
ホームセンターといっても実際に「移設工事」をするのは、そのお店と契約してる地元の工事業者ですので、工事実績が豊富で地域の地盤環境なども詳しいので、ホームセンターはオススメできますよ。
デメリットとしては、事前に現地確認ができない場合があります。
そういった場合には、自分で移設場所のスペースを確認する必要があります。
エクステリア施工会社
直接、エクステリアの施工会社にお願いする方法があります。
メリットとして、先ほどのホームセンターとは違い、事前に現場確認してもらえる業者がほとんどだと思います。
ハウスメーカー
一戸建ての購入において、最もつながりのある施工業者は自宅の建築に関わったハウスメーカーや工務店ですよね。
とはいえハウスメーカーにお願いした場合、ハウスメーカーは下請けのエクステリア専門業者に依頼するため、専門業者の施工費に経費を上乗せした金額を請求されるため割高になるので、あまりオススメできません。
自分で移設する
大人2人でやれば「移設して」「組み立てする」ことは可能であるとは思います。
しかしながら、「土台の水平をとる」のと「アンカー工事」が、経験がないと非常にむずかしいのでオススメできません。
やはり、プロにお願いするのが一番でしょう。
今回は以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。